がんばらないで上手くなった田村尚之プロ
富士フィルムシニアで田村尚之プロが初優勝をあげました。
田村尚之プロはアマチュア自体は最強の社会人アマとして名を馳せていました。
3歳からゴルフを始め、中学時代に関西ジュニア優勝するなどジュニアでも優秀な成績をおさめています。
地元、広島の大手企業のマツダに就職後、広島県アマチュア選手権で優勝したことをキッカケに有休を利用して1990年から日本アマチュア選手権に出場するなどトップアマとして活躍しました。
同大会には17年連続出場です!
2000年の中国アマゴルフでは現在国内男子トッププロの谷原秀人の四連覇を阻止します。
日本ミッドアマチュアゴルフ選手権で唯一の二連覇(2002年、2003年)。2005年、2006年日本アマチュア選手権二年連続ベスト4で、日本協会ナショナルチーム(日本代表)メンバーに選ばれます。
2006年ドーハアジア競技大会出場(主将)、男子団体4位。学生選手が上位を占めるアマチュアゴルフにおいて、1994年日本オープンローアマなど数々のタイトルを獲得する"中年の星"と呼ばれています。
49歳の時に倉本昌弘プロの勧めもあって、プロテストを受験して見事合格です。
田村尚之プロのスイングはかなり独特です。
ドライバーでも体の中心にボールを置くスタンス。
アドレスではカカト体重。
オープンスタンスで、アップライトなスイング。
アプローチは全てロブショットを基本に考える。
スイング動画を見てみれば、軽く衝撃を受けます。そして飛距離も衝撃です。
富士フィルムシニアでも最終ホールで280ヤード近く飛ばしていました。
その独特な理論を、週刊ゴルフダイジェストを中心に展開してレッスンオブザイヤーも受賞しました。
田村尚之プロの理論や考え方を読むと、スイングを見ると『確信ある独学』は強いという事です。
もちろん理論が納得できる部分とそうでない部分はありますが、自分で考えた事を正しいと信じて貫く勇気を感じます。
自分で理論を作り出す必要はありません。
世の中にゴルフの基本と呼ばれる事は沢山あります。その中で1つ信じてやりきってみる。
コーチの言う事を信じて取り組む。
信じた事に一生懸命取り組み続ける事が大切だと思います。
興味があれば、『がんばらないから上手くなった』を読んでみてください。