憧れのバックスピンをかけるための2つの条件
プロゴルフの中継を見ていると、ショートアイアンで打ったボールが、グリーンにオンした後、キュキュッとスピンがかかって止まります。
5、6ヤードは戻って、大歓声!なんてことありますよね。
そういうのが頭に残っているのか、ラウンド中に『ここは、バックスピンかけてピンの根元に止めるぞ』と意気込んで打ったボールが無常にもピンの奥まで転がっていく。
こんな光景をよく見かけます。
やっぱプロは違うわ、ヘッドスピードがないとバックスピンなんて無理だな。なんて思ってしまいます。
実は、プロのような激スピンは無理でも、ちょっとしたことでアマチュアゴルファーでもスピンはかけられます。
私はヘッドスピードが42〜45くらいですけど、通常営業のゴルフ場(競技ゴルフ開催時ではない)では、7番アイアン以下ではランはほとんどありません。
ウェッジで打てばある程度戻ってくる事も多いですね。
私が気をつけている事はたった2つです。
1つ目は、打つ前にクラブの溝のお掃除をしっかり行うことです。
アマチュアゴルファーをよく見ていると、クラブフェースの汚れに無頓着すぎます。
ラフで素振りをして、草や土がついたまま本番を打つなんてゴルファーもよく見ます。
スピンはクラブとボールがしっかりコンタクトしないとかかりません。
フェースを汚したまま打っては、いくら綺麗に打っても意味がないんです。
ラフから打ったボールがよく転がるのはこの理屈ですよね。いわゆる、フライヤーやドロップしたボールは転がるというやつです。
スピンをかけたいなら、フェースを綺麗に保ちましょう。溝は専用のブラシで掃除してもいいですし、ティーの先でカリカリしてもいいです。
私はカリカリ派です。カートが近くにないとブラシ使えないので。
2つ目は、ボールの種類です。
現在、主流のボールは低スピンを目的に作られています。低スピンボールのほうが飛距離を稼げるからです。
その中でも、プロの使用球はスピンタイプのモノが多いです。プロはやはり飛距離とスピンと両方求めるので。
そのスピン系のボールを使うということです。
どこで拾ったかわからないロストボールだとスピンはかからないですし、1ダース2000円を切るボールでも難しいかもしれません。
私は、タイトリストのPRO v1を愛用しています。ダースで4800円くらいですね。余りにボロボロになると家でのパターの練習用にまわします。
スピンには少しの投資は必要ということです。
以上、2つの事を実行すればスピンは必ず増えます。
本当は技術的な事もあるのですが、それは二の次です。プロでもスピンをかけられない状況はあります。
そういう場合は、いくら技術があっても無理です。確実に実行できる事をやりましょう!