賞金女王とシード権を賭けた戦い〜大王製紙 エリエースレディス〜
2016年の女子プロゴルフのツアーも大詰めです。
賞金女王争いは
1位 イ・ボミ 1億7330万4764円
2位 申・ジエ 1億3645万8013円
3位 笠りつ子 1億3287万9013円
ほぼ、上位3人に絞られています。申・ジエ、笠りつ子は2連勝が条件だといっていいでしょう。
イ・ボミは日本女子オープンで予選落ちしたのみ、賞金は間違いなく加算してきます。r申・ジエ、笠りつ子の逆転はかなり厳しい条件だと言えます。
イ・ボミは日本女子オープンでは77.77で通算6オーバーで予選落ちしていますが、夏の連戦で明らかに疲労がたまっている状況、コースセッティングもハードでしたので参考外ですね。
あの時はプレー中の笑顔も少なかったですからね。
イ・ボミは平均ストローク、パーオン率、リカバリー率が1位ですので、大崩れはまずないでしょう。
一方で熾烈な争いになっているのが、シード権上の争いです。
シード権は、シーズン終了時点での賞金ランキング上位50選手に与えられます。
シーズン最終戦のLPGAツアー選手権リコー杯は、今季の優勝者と賞金ランキング上位25名に限られるために、シード権を獲得できるかどうかは今週の大王製紙エリエースレディスで決まります。
当落線上の選手は48位の金田久美子から下ですね。もちろん大王製紙エリエースレディスで今季初勝利をあげれば一気に順位はあがりますが、現実的な線で行くと、55位の三ヶ島かなまでが可能性があると言えます。
48位 金田久美子
49位 藤田光里
50位 茂木宏美
51位 香妻琴乃
52位 藤本麻子
53位 一ノ瀬優希
54位 東浩子
55位 三ヶ島かな
選手を並べて見ると、実は今年は勝てなかったけども試合ではちょこちょこ上位に顔を出している選手であることに気づきます。
トップ10に入った回数は
金田久美子 2回
藤田光里 4回
茂木宏美 3回
香妻琴乃 4回
藤本麻子 2回
一ノ瀬優希 3回
東浩子 4回
三ヶ島かな 1回
と、なっており複数回トップ10に入っています。優勝なしで、賞金ランキング最上位は渡邉彩香の12位です。渡邊彩香はトップ10には9回入っています。
シード権当落線状の選手を見ていると、特徴としてはムラがあると言えますね。
特に藤田光里、香妻琴乃は画面を通してもミスショットしたかどうかすぐにわかるくらい態度にでますね。
シードを落ちた選手は出場機会も減ってしまいますし、メディアへの露出も減ってきますので頑張って欲しいものです。
当落線状にいる選手を私なりに簡単に紹介すると
ジュニア時代から天才と言わられてきましたが、プロになっては勝利は上がるものの厳しい戦いが続いています。ギャルファーとしてメディアへの露出は多いです。
やはり、体力的な問題があるようには感じます。明らかに細いですからね。トレーニングはしているようですが。
スイングは変則に見えますが、理にかなっていると思います。シャットフェースで飛ばす、現代のクラブにはマッチしてます。
ショートゲームは本当に天才的でさんこうになりむす。ショートゲームの内容が濃いレッスン本も出してます。
藤田光里
フジサンケイレディスで最終ホールでのチップインバーディでの劇的な初優勝をあげた彼女ですが、今年は苦戦してます。
飛ばし屋の彼女ですが、やはりムラがあります。
16回の予選落ちはさすがに多すぎます。
メディアへの露出は多いですが、中継で見る機会が少なかったですね。
私的には1番頑張って欲しいママさんゴルファーです。
飛距離がでない分、ショートウッドなどのクラブで補っています。ドライバーは200ヤード少しでシード権を15年も守っています。
他の選手が自分のPWくらいの精度があるとらいうショートウッドの精度は目を見張るものがあります。
クラブセッティングはシニアゴルファーのお手本です。
香妻琴乃
後一歩で優勝までは何度もいっている彼女ですが、まぁラウンド中に怒る怒る。
特筆して武器になる点はないです。ドライバーは飛ぶ方だとは思いますが、武器になるほどではないですね。
横峯さくらと一緒のめだかクラブ出身で、オーバースイングもよく似ています。
何か1つはまれば、優勝なんでしょうけどハマるまで我慢できないんでしょうね。もう少し大人になれば、安定するはずなんですが。。
笑顔満開で回っていれば、シード権獲得ですね。
海外志向が強い彼女ですが、やはり特筆すべき点はないですね。
ただ、ラウンドする姿からメンタルの強さは伺えます。
平均パットは16位と上位にいます。メンタルの強さが見える点ですね。かなり、古いパターをずっと使っているのでパターには本人も確固としたスタイルがあるのでしょう。
東浩子
プロの中では評価の高いプロですね。
中継で解説者も、よく褒めています。技術は目立ったところはないのですが、優勝戦線で一生懸命踏ん張る姿が印象的でした。
最終日最終組で回っている時でも、堂々としたプレースタイルでした。
三ヶ島かな
まだ20歳の若手プロです。本格参戦は今年からです。
サマンサタバサで最終日に66を出して、トップ10入り。爆発力はあります。
経験値が圧倒的に足らないので、ここはシード権を確保して来年もしっかり試合に参戦して経験値を積みたいところです。
シード権争いは、彼女たちに注目しながら見てみたいと思います。
ただ、地上波の中継ではあまりでてこないんですよね。
シード権争いで、ドキドキしたいのでワールドカップ見るために契約するスカパーで見ます。