松山英樹と石川遼の日本代表にチャンス到来~ブックメーカーでは堂々の3番手~

いよいよ、今週の木曜日に迫ったゴルフ国別・地区別対抗戦のワールドカップ、直前になって日本代表の評価が急上昇しています。

 

松山英樹石川遼はすでに会場入りして入念な調整をしていますが、その一生懸命さが買われて評価が上昇しているわけではありません。

 

二人のメジャーチャンプが欠場

まず地元オーストラリアの世界ランキング1位ジェイソン・デイが腰痛のため欠場。

イングランドのマスターズチャンピオン、ダニー・ウィレットも腰痛のため欠場です。

 

特に、優勝候補筆頭と言われていたオーストラリアのジェイソン・デイの欠場は戦局を大きく変えそうです。

 

ジェイソン・デイの代打はマーク・リーシュマン。世界ランキングは53位、決して低くはないですがやはりジェイソン・デイと比べると劣るのも事実です。アダム・スコットが指名しての出場です。

 

地元の利があるとはいえ、世界ランキング1位から53位では、オーストラリアは大きく戦力ダウンです。

 

本命はアメリカ?人気者と地味コンビ

オーストラリアが評価を落としたため、本命はリッキー・ファウラーとジミー・ウォーカーのコンビです。

 

ゴルフ界きっての人気者、世界ランキング12位のリッキー・ファウラー。メジャーでも上位争いに顔を出します。闘争心を出したプレーでアメリカを引っ張りそうです。

 

個人的には最終日は卒業したオハイオ大学のカラー、オレンジを身に着けるリッキー・ファウラーが何色のウェアを着るのか興味あります。

 

人気者のファウラーとコンビを組むのはジミー・ウォーカー、そつのないプレー、プロがお手本にすると言われるスイングの持ち主です。ちょっと地味なんですけどね。地味なんですけど世界ランキング19位、メジャーチャンプです。

 

アメリカのウィークポイントはジミー・ウォーカーですね。10月以降の2試合で77位タイ・予選落ちと調子を落としています。

 

欧州勢を侮るなかれ!

欧州勢も楽しみなチームがあります。

 

まずは、スウェーデン。欧州ツアーで今季5勝、世界ランキング9位のアレックス・ノレンがデービット・リングマースとコンビを組みます。アレックス・ノレンは欧州ツアーを中心に戦っているので日本ではなじみがないですが、欧州ツアーで5勝は相当な実力がないと難しいです。

 

続いて、ベルギー。欧州で活躍する実力者のコンビです。世界ランキング44位のトマス・ピータース、世界ランキング136位のニコラス・コルサーツです。

トマス・ピータースは身長196センチの24歳、300ヤード近い飛距離が魅力です。

もう一人のニコラス・コルサーツも身長188センチと長身です。34歳とトマス・ピータースよりは年がいっていますが、飛距離は310ヤードを超える飛距離が持ち味です。

 

 

 

ブックメーカの順位は

ブックメーカーの老舗のウイリィアムヒルの倍率では

本命 オーストラリア

対抗 アメリカ

単穴 日本・イングランド・スペイン

 

と、なっています。日本の評価が急上昇したのはもちろん松山英樹の好調が原因です。

 

松山英樹は世界ランキング6位です。出場している全選手の中で世界ランキング最上位になります。アダム・スコットを抜いているんですよね、心強いです。

 

 

会場のキングストンヒースGCは飛距離より正確性か?

 

今回の舞台のキングストンヒースGCは会場が1925年と由緒のあるコースです。全長は7087ヤードと男子プロの飛距離からすると短めと言えます。

 

一般的な近代コースから比べると敷地が半分くらいしかないので、当然コースは距離が短く、フェアウェイも狭いと考えられます。バンカーも点在しますので、ティショットでは正確性が求められます。

 

松山英樹のショットの正確性が大きな武器となります。

 

また、今回のプレー方式はしっかりとした戦略と同時にアグレッシブなプレーが有利に働く可能性が高いです。石川遼のアグレシッブなプレーは日本コンビを勢いづけそうです。

 

今回のワールドカップは本当に楽しみになってきまし。なんで民放では放送しないのでしょうか?ゴルフネットワークでは4日間とも生中継をやるようですが、民放でやればゴルフ人口も増えると思うんですけどね。