松山英樹と石川遼で挑むゴルフワールドカップ2016~2002年ぶりの優勝の可能性は?~民放で放送してよ。。
2016年11月24日よりオーストラリアのキングストーンヒースGCで、国別・地域別対抗戦のワールドカップが開催されます。
今回のペアは松山英樹と石川遼というゴルフファンが最も期待する若手ペアでの出場となっています。松山英樹は世界ゴルフ選手権・日本オープン・三井住友VIZA太平洋マスターズに優勝と目下絶好調。石川遼は休養明けでRIZAP KBCオーガスタで優勝と本調子ではありませんが、誰もが組んでほしいと思っていたペアです。
松山英樹は初出場、石川遼は前回大会に引き続き2度目の出場です。
松山英樹は世界ランキング6位、石川遼は99位となっています。松山英樹が石川遼を指名してペア結成です。一時は谷原秀人を指名するのではとの話もありましたが、石川遼を指名しました。
「遼とは同級生ということもあって、日本のゴルフに何か貢献できないかと思った。チーム戦なので、国を背負うという実感もある」という松山英樹のコメントからも、ともにアメリカで戦う同級生への思いが感じられます。
実は、同じ週に国内ではカシオワールドオープンが開催されます。石川遼はカシオとスポンサー契約をしているのですが、ワールドカップという大舞台にスポンサーのカシオも、快く送り出してくれたのではないでしょうか。
スポンサーとしてはテレビ放送もあるので石川遼には是非出て欲しいところですから、断腸の思いでしょう。
ワールドカップのルールはチームワークが大事
ワールドカップのルールは、初日と3日目はフォーサム(1つのボールを交互に打ったスコアを記録)、2日目と最終日はフォーボール(それぞれのボールをプレーし、ペアで良い方のスコアを記録)形式が採用されます。
当然、選手同士が相談をしながらプレーしたり、パートナーのミスをカバーしたりとチームワークが重要になってきます。
松山英樹は綿密に計画を立ててプレーするスタイル、石川遼はイケイケのゴルフ、うまくかみ合えば優勝もありえるのではないでしょうか。
お互いに向上心の塊のようなプロなので同組で回ることでお互いのいいところを吸収して、試合の中でも進化するかもしれません。
放送でも、ペア同士で何を話しているか想像しながら見るとおもしろいですね。
ちょっとした注目点としては、どちらのボールを使うのかです。初日と3日目は一緒のボールを使用するので、お互いの話し合いで決めるはずです。
松山はスリクソンのZーSTAR XV、石川はキャロウェイゴルフのSR2.5 です。
特製の違うボールなので、どちらなら合わせるのか注目です。
会場はオーストラリアの名門コース
会場となるキングストンヒース・ゴルフクラブはメルボルンの郊外、車で約30分のところにあるオーストラリアの名門コース。ゴルフ誌によるランキングではオーストラリア内では2位、世界でも18位にランクインされているゴルフ場です。
レイアウトはうねりが効いたフェアウェイと深いバンカーが特徴。全豪オープンゴルフも過去7度このコースで開催されています。
全豪オープンが開催されているコースであれば、放送ブースなどもしっかり設置されているでしょうし、様々な角度で試合を切り取って見せてくれそうです。
オーストラリアのコースは芝の種類が日本とは違いますが、国内外で様々なコースを経験している松山・石川遼プロであれば問題はないと思います。
うねりの効いたフェアウェイはアメリカツアーでは普通ですからね。日本のコースでは考えられないくらい、フェアウェイもグリーンもうねっています。
実は過去2回の優勝の日本、3度目の優勝なるか
過去のワールドカップで日本は2度優勝しています。
1度目は1957年、小野正一・中村寅吉ペアが優勝。中村寅吉プロは個人でも優勝しました。『寅さん』の活躍で日本ではゴルフブームが起きました。舞台は霞が関カントリークラブ、2020年の東京五輪のゴルフ会場です。
2度目は2002年、丸山茂樹・伊沢利光ペアが優勝。丸山茂樹は海外で2勝目を挙げて乗りにのっていました。伊沢利光は2001年に史上最高獲得賞金額で賞金王になっています。ちなみにこの記録は昨年、イ・ボミに破られるまでは記録でした。
2002年の試合では体格的には劣る丸山茂樹・伊沢利光が大型の海外プレイヤーを倒したの爽快でした。丸山茂樹の老獪なショートゲームと伊沢利光の世界で1番美しいとまで言われたスイングが見所でした。
最大のライバルは地元オーストラリア、このペアはずるいよ
最大のライバルはオーストラリアになります。世界ランキング1位のジェイソン・デイ、世界ランキング7位のアダム・スコットのペアです。
やんちゃな少年時代から世界ランキング1位にまで上り詰めたジェイソン・デイと、絵に描いたような紳士のアダム・スコットのペアは技術的にも秀でたものがあります。
また、オーストラリア人のプロは風につよいプレイヤーが多いです。さらには、日本・アメリカに比べるとコースコンディションで悪いところで育っているので、地元コースには強いはずです。
ちなみに、前回の2013年大会もこのオーストラリアペアが優勝しています。今回も強敵です。
正直、ゴルフがいつも実力通りにきまるスポーツであれば、このペアが優勝するにきまっています。
ワールドカップの放送予定は?
今回はゴルフファンにはたまらないペアで出場するワールドカップですが、残念ながら地上波での放送はないようです。スカパーが独占放送のようです。
最近はゴルフで視聴率がとれないのか、生放送は、ほとんどないので期待薄だっんですけどね。
この間の伊藤園レディスでは生放送でしたが、時間が押してプレーオフの放送がなかったですしね。
この際ですから、スカパー契約して、ゴルフネットワークでみようと思います。