本番で上手くいく練習は練習代も安い

ラウンドしている仲間で

 

『練習では上手くいってたのに』が口癖のゴルファーがいます。

 

彼は練習には週に最低1回は行きますし、レッスンにも通っています。練習場に行けば、200球近く打ちます。

 

クラブも頻繁に変えています。私が知っている限りでも半年の間にドライバー5本、アイアンセットは3セットは変えています。

 

もちろん中古ショップの95%買取を利用しているので、そこまでコストはかかっていませんが。

 

それでもってスコアは90を一度切ったことはありますが、いつも100前後です。

 

彼は、とても高コストのゴルファーですね。

 

私は、練習には月に1.2回、一度の練習では60球程度しか打ちません。

 

ゴルフクラブもあまり買い替えません。今のクラブセットは3年くらい使っています。

フルセットで70000円くらいはかかっています。

 

でも、スコアは80前後です。ここ10回のラウンドの平均は82でした。

 

毎年、少しづつスコアは良くなっています。

 

私のゴルフ仲間が上手くならない理由はなんなんでしょうか?

 

練習では上手くいって、本番で上手くいかないのは当たり前

 

 

彼は、練習をたくさんしています。

 

『最初は右に行ってたけど、練習してるうちに真っ直ぐ行き出した。今日は自信あるわ!』なんて言います。

 

でも、本番では。

 

これは彼の練習でのチェックの仕方が間違ってるんです。そりゃ、何球も打ってれば、納得いく球はでます。でも、

 

本番は一球しか打てません!何回素振りをしてもよいですが、実際には一球しか打てません。

 

練習で、そう考えて打っているでしょうか?

 

人間の脳は、いい記憶を残してくれます。練習で、何回ミスショットをしても1番いい球を記憶してしまいます。そして、たった1回のナイスショットを実力だと思うのです。

 

ゴルフの練習で大切なのは、どんなミスが出たか?です。

 

例えば、10球中8球スライスすればスライスが実力です。もっといえば、最も酷いミスが実力なんです。

 

そして、最も酷いミスがでないように練習して本番にのぞむべきです。

 

彼は、練習で1番いい球を思い出して、本番で『こんなはずでは』と勝手に悩んでます。

 

クラブはゴルフが上手くなる必要条件だけど、絶対条件ではない

 

 

クラブを頻繁に変えるのも感心しません。もちろん、ゴルフはボールをクラブで打つスポーツなので、クラブの重要性は高いです。

 

私もクラブには拘ります。拘るからこそ、変える必要がない場合は変えません。

 

クラブには求めるのは、アベレージが残せることです。10球打って1球だけトンデモナイ飛距離が出るクラブは使えません。10球打って10球そこそこの球が出るクラブは使えます。

 

ミスがミスになりにくいクラブを使いたいです。

 

ところが、彼がクラブを変える基準は『思ったような球が打てなかった。』です。

 

いや、ナイスショットのほうが少ないんだから、思った様にナイスショットは打てなかったけど大したミスにならなかったのならいいんじゃない?と思っちゃいます。

 

致命傷にならないミスしか出ないのであれば、使えるクラブですよ!

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

 

 

 

練習は大事ですけど、ただ球数をこなすのは逆効果になる場合もある。どんな酷いミスが出るか楽しみながら確認するくらいでないと。

 

クラブを変える時は、ミスが出にくいクラブにしましょう。ナイスショットよりミスショットが多いんだから、そこをカバーしてもらいましょう。そのためには、何ラウンドか使った方が無難ですよ。