安いプロボールSNELL(スネル)はホントに使えるのか?

昨年、アメリカのゴルフ雑誌で「バイヤーズガイド・ボール部門」の1位に認定されたボールが一躍注目を浴びています。日本では馴染みがないメーカーですが、『スネルゴルフ』の作る『スネル・マイツアー・ボール(MTB)』です。

 

 

スネルボールは作った人がすごい

スネルゴルフの創始者はディーン・スネルです。もともとはタイトリストでボール開発にかかわって、PROV1の生みの親とも言われています。PROV1と言えば、プロ御用達のボールとして現在ではツアーでの使用率はNO1。

 

その後、テーラーメイドに引き抜かれてツアープリファードの開発にもかかわっています。

 

両社でボールを開発している中で、特許も38個取得しているそうです。特許の内容は、極薄ウレタンカバーの製造や構造にかかわるもの、3層構造により初速やスピンに量のアップ、ソフトフィーリング、打音にかかわるものまで含まれています。

 

現代のウレタンソリッドボールの『父』といっても過言ではないかもしれません。

 

スネルがゴルフメーカーを立ち上げた理由は、「ゴルフ用品は高すぎる。私はツアーレベルのボールをリーズナブルに提供することでゴルファーを応援したい」ってことらしいのでコストパフォーマンスを重視していることが考えられますね。

 

ボールは2種類 MY TOUR BALL と GET SUM

スネルボールには2種類のボールがあり、飛びとスピン性能を両立されたウレタンカバー3ピースボールの「My Tour Ball(マイツアーボール)」と、飛びと曲がりにくさを追求したサーリンカバー2ピースボールの「Get Sum(ゲットサム)」があります。

 

私は、たまたまMTBの方を使用する機会がありました。

 

結論から言うとこのボール結構使えます。打感はけっこう柔らか目です、PROV1と似ています。やっぱPROV1の生みの親ですね。

 

ドライバーで打ったら、少しつぶれてから飛んでいく感じ、アイアンではフェースにボールが乗っかるくらいの柔らかさですね。飛ぶボールはつぶれてから、戻るまでが速いイメージがあります。めちゃめちゃ速いって感じではないですが、飛距離は十分に出ています。

 

ドライバーの弾道は少し高めですね。打ち出し角も、最高到達点も高めですね。私は普段球が低めなので、多少違和感があります。スピン量が増えて、高くなっているわけではないのでランが少なくなるようなことはありませんでした。

 

パターは少し柔らか目ですかね、私はパターではコツンと音がするように打てた時に調子がいいのですが、音がでないですね。ストロークの幅で距離感を出す人には問題ないと思います。

 

アプローチのスピンも問題なしです。むしろ、しっかりとスピンはかかりますよ。

 

私はPROV1xをレギュラーとして使っていますが、遜色はないですね。

 

耐久性も大丈夫でしょう。このボールウレタンカバーの3ピースなんですが、最近の大手メーカーのボールって4ピースだったり5ピースなんてのもありますが、特に性能の違いはなさそうですよ。

 

ディンプルもふつうですね。蜂の巣のようなディンプルだったり、数が多かったりとほかのブランドは工夫しているとこもありますけど、ディンプルって基本的には浮力を生むためのものなので高さが出ていれば工夫の必要はないのかもしれません。

 

レギュラーボールにはならないかもしれない、安いんですけど

スネルボールですが、レギュラーボールにするかはまだ不明です。

 

理由は簡単でロゴがダサい。安っぽい感じのロゴなんですよ。今のレギュラーボールはPROV1xなんですけど、性能の差はなさそうです。

 

でも、ロゴがPROV1xの方がかっこいいんですよ。ロゴが気にならない人ならいいんでしょうけど、ボールは1年変えないことが多いのでかっこいいロゴで使いたいんです。

 

魅力的なのは値段なんですよね。本土アメリカでは他社より30%くらい安いってうたい文句らしいですけど、日本では4200円くらいなのでプロボールと比較すると多少安いくらいですね。1年間では結構なボールを使うのでレギュラーにしてら、節約になるんですけどね。

 

ロゴのダサさが気にならない人は使っていいと思います。ほかの人とかぶることは全くないと思います。使っている人、見たことないですから。

 

スネルボールはここで打ってます。場合によってはまとめ買いもいいかもしれません